最近の投資信託、選び方がちょっと変わってきてる?
- わん たく
- 8月8日
- 読了時間: 3分
更新日:8月18日

最近、「投資信託ってどう選べばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。少し前までは、「最近の成績がいいから」とか「なんか話題らしいよね」みたいな、短期目線で選ぶ人も少なくなかったのですが、ここ数年でちょっとずつ変化が見られるようになってきました。
2020年代に入ってからは、経済の不安定さや金利の低さもあって、時間をかけてじっくり資産を育てるスタイルが主流になりつつあります。今の時代に合ったファンドの選び方、気になるところですよね。
長期投資が見直されているワケ
きっかけはやっぱりコロナや急な相場の変動。「短期間で大きく増やそう」とすると、どうしてもリスクが大きくなる。それを実感した人が多かったんじゃないでしょうか。
そこで注目されるようになったのが、“ほったらかし投資”とも言われるような長期・分散・積立のスタイル。日々の生活に支障が出ない範囲で、コツコツと時間をかけて資産を育てていくという考え方です。
さらに、長く続く低金利の影響で、銀行に預けておくだけではお金がほとんど増えない…。それどころか、物価が上がれば実質的に目減りしてしまう時代です。そういった背景から、投資信託を使った分散投資が「無理なくできる現実的な方法」として支持されてきています。
投資信託を選ぶときに見ておきたいポイント
ここからは、今どきのファンド選びで意識したいポイントを4つご紹介します。
① コストはしっかりチェック
最近は、購入時の手数料が無料(ノーロード)で、運用コスト(信託報酬)も年0.1%以下といった超低コストファンドが増えています。小さな差でも、長く積み立てると最終的なリターンに大きな影響が出てきますよ。
② インデックスファンドが人気
市場の動きに連動するインデックスファンドは、シンプルでわかりやすく、手堅く資産を増やしたい人に人気です。「全世界株式(通称:オルカン)」や「先進国株式」など、分散効果が高いファンドが選ばれています。
③ ESGやテーマ型ファンドへの注目
環境・社会・企業統治に配慮したESGファンドや、AI・脱炭素などのテーマに特化した商品も増えています。「投資を通して社会に貢献したい」という考え方が広がっているのも、今の時代ならではですね。
④ 分散投資の重要性は今も昔も変わらず
地域や資産クラス(株・債券・不動産など)を分けて投資することで、リスクを抑えながら安定的に運用するスタイルが改めて注目されています。
これから始める人へ、ちょっとしたアドバイス
「どれを選んだらいいの?」と迷ったら、以下の4つを意識してみてください。
長期で実績がある&運用方針が明確なファンドを選ぶ
コスト(信託報酬など)ができるだけ低いものを選ぶ
自分がどれくらいの値動きに耐えられるか(リスク許容度)を考える
ESGやテーマ型に興味があるなら、中身もよく調べてから選ぶ
そして何より、積立投資をうまく活用すること。毎月一定額をコツコツ積み立てることで、相場の波に左右されすぎず、時間を味方につけて資産を増やしていけます。

まとめ
投資信託の選び方は、時代とともに確実に進化しています。2025年の今、「低コスト」「分散」「長期目線」「社会的意義」がキーワードとなり、投資スタイルの多様化が進んでいます。
これから投資を始める方も、すでに取り組んでいる方も、ぜひ自分に合った選び方を見つけて、安心して続けられる資産づくりを目指してみてくださいね。




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